【政治】中国共産党 指導者の選抜と採用についてイラストで紹介
「図解・中国共産党」と題する一連のイラスト付き紹介がこのほど、中国共産党中央対外連絡部(中連部)のウェブサイトに登場し、各方面からの注目を集めている。
図解では20のイラストを用いて、「指導者の構成」、「どうやって選抜・採用されるのか?」、「どのように監督するのか?」、「審査・評価方法」、「フレキシブルな人材活用」、「最高指導者と指導機関の誕生」という6つの面から中国共産党がいかにして党・政府指導者を選抜・採用するかについてわかりやすく紹介している。どれも明るいタッチの、ユーモアあふれるイラストだ。
▽指導者の「昇進の道」をイラストで紹介
指導者はどうやって選ばれるのか?選抜・採用のプロセスをどう監督するのか?——。図解は6つの疑問で読者の興味を引き、それぞれの問題に解答するとともに、関連知識を紹介している。あるネットユーザーは、「目を通すだけで、指導者がどのような出世の道をたどるのかがよく理解できた」とコメントを寄せている。
図解の作成に携わった中連部の関係者は、「図解は『党政指導幹部選抜任用業務条例』を参考に、内容を厳選し、なるべく口語を使ってわかりやすく説明している。また、イラストや比喩など、様々な手法を用いている」と語る。
▽中国語と英語バージョンを同時に公開
中連部は今回、中国語と英語の2バージョンの図解を同時に発表した。上述の関係者は「英語版は、外国人読者のために作られた。英語版では外国人専門家による審査と修正を経て、実例を重んじる外国人の習慣に合わせ、マクロ的描写をできるだけ避け、例や権威あるデータを適度に引用した。『中国の物語』をより良く伝え、外国人に中国共産党の党内制度を良く理解してもらうため、関連機関の専門家を招き、翻訳と校正を行った」と語る。
▽二次元キャラクター化した指導者たち
図解の第6部分では、中国共産党中央政治局常務委員会の7人の常務委員の二次元キャラクターが登場する。指導者を描いたイラストはこれまでにも様々なものがあったが、これは政府が打ち出した「公式キャラ」だ。
7人の常務委員のキャラにはそれぞれ特徴があり、手の動きがそれぞれ違う。習近平主席は手を振り、李克強総理は両手を広げ、王岐山委員はガッツポーズといった具合だ。どれも可愛らしいとネット民からは好評だ。
中連部の関係者はこの二次元キャラについて、「どれもオリジナルのもの。それぞれの常務委員によく似ており、親近感あふれる新指導部を体現した」と語る。
図解の最後の部分は「習近平主席の成長の道」と題されている。
約8800万の党員を持つ組織のトップになるためには、数十年にわたる絶え間ない選抜と試練を潜り抜けなければならない。現在中国共産党中央委員会総書記、国家主席、中央軍事委員会主席を務める習近平氏の履歴を見れば、指導者の成長の道を理解することができるだろう。
図解では、習近平主席の成長の道を郷科級、県処級、庁局級、省部級、国家級の5つのパートに分けている。県大隊党支部の書記から国家最高指導者になるまでに、習主席は少なくとも16回の異動を経ているほか、担当した地域の人口は累計1億5千人以上、実に40年余り(1969年〜2013年)の時間を費やしている。
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